売りたい方向け

不動産売却ガイド

初めての不動産売却ガイド
不動産売却ガイド

初めての不動産売却ガイド 〜基本ステップから成約までの流れ〜

売却 売主 買主 売買契約 不動産売却の流れ

はじめに

マイホームや投資物件を売却することは、多くの方にとって人生で数回あるかないかの大きな決断です。「いくらで売れるのか」「どこから手をつければいいのか」「どんな準備が必要なのか」など、不安や疑問を抱えている方も多いでしょう。

本コラムでは、初めて不動産を売却する方でも安心して進められるよう、売却の基本的な流れとポイントを分かりやすく解説します。適切な準備と知識で、スムーズな売却を実現しましょう。

1. 売却の準備と市場調査

売却理由の明確化

まずは、なぜ売却するのかを明確にしましょう。住み替え、相続、資金需要など、売却理由によって最適な売却方法や時期が変わってきます。特に「いつまでに売却を完了させたいか」というタイムラインを決めておくことが重要です。

市場調査

インターネットの不動産ポータルサイトなどで、自分の物件と似た条件(エリア、築年数、広さなど)の物件がどのくらいの価格で売り出されているか調べてみましょう。相場感をつかんでおくことで、後の価格設定や交渉の参考になります。

2. 不動産会社選びと査定依頼

複数の不動産会社に査定依頼

一社だけでなく、3〜5社程度の不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。各社の査定額を比較することで、適正な価格帯を把握できます。また、担当者の対応や提案内容から、信頼できる会社を見極めることができます。

査定方法の種類

  • 机上査定: 物件の住所や条件をもとに、訪問なしで行う概算査定
  • 訪問査定: 実際に物件を見て詳細に評価する査定

より正確な査定額を知るためには、訪問査定をおすすめします。訪問査定では、物件の状態や周辺環境も含めた総合的な評価が可能です。

3. 媒介契約の締結

査定結果をもとに売却を依頼する不動産会社を決めたら、媒介契約を結びます。媒介契約には以下の3種類があります。

  • 専任媒介契約

    1社のみに売却を依頼(契約期間は通常3ヶ月)

  • 専属専任媒介契約

    1社のみに売却を依頼し、自分で買主を見つけることもできない(契約期間は通常3ヶ月)

  • 一般媒介契約

    複数の会社に同時に依頼可能

それぞれメリット・デメリットがありますが、専任または専属専任媒介契約では、不動産会社の活動報告義務があり、レインズ(不動産流通機構)への登録も義務付けられています。一般媒介契約では、複数の会社に依頼できる自由さがある反面、各社の熱意が分散する可能性があります。

4. 売却活動の開始

売り出し価格の決定

査定額をもとに、売り出し価格を決定します。市場動向や売却の急ぎ具合、物件の特徴などを考慮しながら、不動産会社と相談して決めましょう。最初から低すぎる価格設定は避け、交渉の余地を残した価格設定が一般的です。

物件情報の作成と広告掲載

不動産会社は物件写真の撮影や間取り図の作成、セールスポイントの整理などを行い、広告を作成します。インターネットや店頭での広告掲載、チラシの配布などで、購入希望者へアプローチします。

内覧対応の準備

購入希望者が物件を見学する「内覧」に備え、以下の準備をしておきましょう。

  • 清掃・整理整頓(特に水回りは念入りに)
  • 小さな修繕(壁のキズ、電球切れなど)
  • 不要な私物の整理
  • 適度な明るさと清潔感の演出

第一印象が購入意欲に大きく影響するため、内覧準備は丁寧に行いましょう。

5. 購入申込と価格交渉

購入希望者から購入申込があった場合、価格や条件の交渉が始まります。不動産会社を通じて行われるこの交渉では、以下のポイントを意識しましょう。

  • 相手の事情も考慮する柔軟さ
  • 譲れる条件と譲れない条件の明確化
  • 感情的にならず、冷静な判断を心がける

条件が合意に達したら、買主は購入申込書を提出し、申込証拠金を支払うケースもあります。

6. 売買契約の締結

重要事項説明

契約前に、不動産会社から買主に対して「重要事項説明」が行われます。物件の権利関係、法的制限、設備の状況など、重要な情報が説明されます。

契約書の作成と締結

売買条件(価格、引き渡し日、付帯設備など)を明記した売買契約書を作成し、両者の合意のもと契約を締結します。この際、買主から手付金(一般的に売買価格の5〜10%程度)が支払われます。

7. 決済・引き渡し

残代金の決済

契約から1〜2ヶ月後、買主からの残代金支払いと同時に、売主は登記に必要な書類を渡します。通常は銀行や司法書士事務所で行われるこの手続きを「決済」と呼びます。

物件の引き渡し

鍵の引き渡しを行い、物件の所有権が正式に買主に移ります。引き渡し前に、取り残した私物がないか、約束した修繕は完了しているかなど、最終確認をしましょう。

8. 確定申告(必要な場合)

不動産売却で利益(譲渡所得)が出た場合は、確定申告が必要です。特に以下のような特例を使える場合は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。

  • 3,000万円の特別控除(居住用財産を売却した場合)
  • 居住用財産の買換え特例
  • 相続財産の譲渡所得の特例

まとめ

不動産売却は複雑なプロセスですが、基本的な流れを理解し、信頼できる不動産会社と協力することで、スムーズに進めることができます。売却前の準備と市場調査をしっかり行い、適正な価格設定と効果的な販売戦略で、納得のいく売却を実現しましょう。

当社では、お客様の状況に合わせた丁寧なサポートを心がけております。不動産売却をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、あなたの大切な資産の売却をサポートいたします。

※本コラムは一般的な情報提供を目的としており、個別の状況によって異なる場合があります。具体的なご相談は、当社までお問い合わせください。

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